先週は16日、18日、19日とペタンクの大会に3回出場した。ペタンク講習会stagesで私が試合本番に弱いのを気遣ったRaluyさんが、本番に強くなるため大会出場をお膳立てしてくれたのだ。
16日はクーロンCourlonのシニア大会。私はジャン・ピエールJean Pierreとダブルスで出場するようRaluyさんに言われた。
これまでブログでジャン・ピエールのことをCIEPの庶務係のように紹介してきたが、これは私の認識が間違っていた。
彼はCIEPの最も古いインストラクターで現役時代はパリ選手権で何度も優勝したことがあるという。
そんな実力のある彼と一緒に出場となれば私は大船に乗った気分で会場入りした。
多分彼がティールを決めてくれるから私はポワンテすればいいはずだ。
しかし、試合が始まる前にジャン・ピエールが私に、
”今日のティール担当tireurはお前だ。”
と言われ驚いた。
試合が始まり、相手のブールがビュットに近寄るとティールするよう指示された。
何度ティールしても当たらない。
緊張したせいもあるが、テランが砂利なのでダイレクトのティールtir au ferでないと駄目なのだ。
”やっぱり駄目だよジャン・ピエール、交代しようよ”
と言っても彼は首を縦に振らない。
”だんだん良くなってきてるから、そのままティールを続けろ”
と言うだけだ。
それでもジャン・ピエールの素晴らしいポワンテのおかげで1試合目は11対9とリードできたが、最後は私のティールが外れて11対13で負けてしまった。
2試合目はベテラン女性チームと対戦。当初3対9とリードされたが、私のティールが徐々に当たり始め13対9と逆転勝利。
3試合目は上級者っぽい男性2人組と対戦。運も味方し13対8で勝てた。
4試合目は強面のtireurがいるペアと対戦。
彼がティールに失敗したあとに私が少し動くと、
”おいお前!動くんじゃない!Monsieur ne bougez pas!”と不機嫌な顔で怒鳴られた。
”俺が動いたのはお前が投げた後だぞ!”と私が言い返したら、
ジャン・ピエールが”相手にするな”と私を宥めた。
”ま、こんな奴は日本にもいるわな”と思ったが、次のメーヌで8対8から一気に5点取られて負けてしまった。
気温は38度を超え暑い日だったが、最後までtireurを務め2勝できたのは嬉しかった。もちろん、ジャン・ピエールがティールをしていればもっと良い結果になっただろう。
しかし、勝敗を超えて私にティールを任せてくれたジャン・ピエールに心からの感謝を伝えた。
まだまだ、修行の道は続くけど、とても良い経験 très bon expérienceだった。
少し自信もついた気がした。
ワンステージ、上がりましたね‼️
昨日は夏至で、愛知県の日没は午後7時頃したが、アミカルさんの滞在地は10時ごろまで明るいのですね。だから、フランスでは暑い日中を避け、夕方開始で徹夜で行われる大会があるんですね。
さて3連チャンの試合、ティルーラーとしてよく頑張られましたね。試合の進め方、審判の判定の仕方等、日本と異なる点がありましたらお教えください。
追記: 伊奈ご夫妻には30年以上前に会っておられたとのこと、そ して、ご夫妻は日本のペタンク普及のため行かれていたのに ペタンクについてのお話はなかったとのことにも驚きました。