2025年11月9日、岐阜市西正木広場にて第三回大学対抗ペタンク大会を開催しました。
当日は全国および海外から23大学・36チーム(108名)の学生が参加してくれました。
本稿では、本大会を振り返りながら、簡単に総括したいと思います。
1.支援の輪が広がりました
岐阜大学ペタンクサークル(顧問ジル・ゲラン Gilles GUERRIN)が主催する本大会は、学生へのペタンク普及を目的に、参加費無料で運営してきました。一方で、当初はペタンク連盟や県の団体からの後援が受けられなかったことから、大会の告知や運営資金の確保に苦労してきました。
これまでは毎年4月にチャリティ大会を開催し、寄付を募ってきましたが、今年はそれに加えてクラウドファンディングによる資金調達や、企業スポンサーからの支援を受けることができました。
とりわけ、4月には岐阜県垂井町に本社を置くグルマンヴィタルが、サークルの公式スポンサーに就任してくださいました。また、東京の人材紹介会社であるジールコミュニケーションズ株式会社にも、大会協賛スポンサーとしてご支援をいただきました。

サークル顧問のジル・ゲラン岐阜大学准教授(写真中)、サークル部長の堂前悠人君
2.大会の動画を作成しました
昨年に続き、今回の大会でも記録動画を作成しました。
撮影は昨年も担当してくださった岩城敬一郎さんにお願いし、専門のドローンを用いた迫力ある映像を収録していただきました。その他の撮影と編集は、動画制作を専門とするSGCfilmおよびREGATTAが担当しています。ぜひご覧ください。
大会紹介用の公式動画は2分43秒、最終試合中継動画は44分37秒です。
3.特別招待4チームを中心にハイレベルな試合が展開されました
学生ペタンク大会の最高峰を目指し、昨年から実績ある学生チームを特別招待する制度を導入しています。
今回の大会でも、選考基準を満たした以下の4チームを特別招待しました。
- 昨年大会優勝:岐阜大学Aチーム
- 9月日本学生選手権優勝:神戸大学・岡山大学・ZEN大学チーム
- 9月日本学生選手権準優勝:酪農大学・京都芸術大学・北農大学チーム
- 10月ハチ公杯大会 最優秀学生チーム:東京大学チーム
大会はスイス方式トーナメントで6試合を実施し、
優勝は神戸大学・岡山大学・ZEN大学チーム、準優勝は東京大学チームとなりました。
また、岐阜大学Aチームは4位、酪農大学・京都芸術大学・北農大学チームも5位と、いずれも健闘してくれました。
大会の全試合結果については、公式記録サイトをご覧ください。
4.最新の大会運営システムを導入しました
今大会は36チーム(108名)が参加し、スイス方式トーナメント6試合を行いました。最終順位は、勝数・BHN・fBHN・得失点差により決定しています。
このスイス方式トーナメントの管理には、国際ペタンク連盟FIPJP公認の大会管理システム
**Tournament Manager SPORT**を導入しました。
対戦組み合わせ、試合結果、順位は、会場に設置した大型モニターにリアルタイムで表示され、運営に必要な人手を大幅に軽減することができました。表示用パネルの作成や結果集計の作業が不要となり、今後のペタンク大会運営における新しい形を示すことができたと感じています。

最後に
本大会は、本当に多くの方々の支えによって開催することができました。心より感謝申し上げます。
文中で「ペタンク連盟や県の団体からの後援が受けられなかった」という点に違和感を覚えた方もいらっしゃるかもしれません。この経緯については一言では説明できない事情があり、大学サークル関係者がSNS等でその背景を発信してきました。興味のある方は、そちらをご覧いただければと思います。
そのような状況の中でも、本大会の趣旨に賛同し、県団体との協調に尽力してくださった方々がいらっしゃいました。
日本学生ペタンク連盟の末吉(旧姓、堀)理事、そして日本ペタンク連盟の園田幹事には、この場を借りて心から御礼を申し上げます。
お二人のご協力により、本大会は日本ペタンク連盟の公式サイトにも(大会直前ではありますが)掲載され、日本全国のペタンクを愛する方々、そして多くの学生に大会の存在を伝えることができました。
次回、2026年11月8日には第4回大会を開催します。
多くの方々のご支援をお願いするばかりです。

