コロナ禍の中の岐阜県選手権

今日は久々のペタンク大会、岐阜県ペタンク選手権が岐阜県可児市で開催されました。世はまさにコロナ第三波の只中、参加チームは定員69チームに対し29チームしか集まりませんでしたが、遠く秋田県、山梨県、京都大阪からの参加もあり、ハイレベルな試合が展開されました。

私amicalは今回は審判員として参加。審判員資格を取って初めての体験です。1年前にそろえた審判員の縞シャツと警告カードをカバンに詰めていると、「退場!」と言ってレッドカードを呈示する自分の姿を想像し、なんだか緊張しながら会場に入りました。

試合が始まると、arbitreと書かれた縞シャツを着てテランを巡回しましたが、審判の出番はほとんどなく、2度呼ばれましたが、試合の残り時間を聞かれただけでした。ただ、幸運にも決勝戦の担当審判になり、大阪のCプレと京都のKコンの試合をほとんど観客として間近で観戦しました。

決勝は一進一退の接戦でしたが、最後はCプレのH本氏とPスカル氏のティールが連続して決まり、Kコンを圧倒して勝利しました。

決勝が終わり、審判員としてスコアカードをPスカル氏から受け取った時、
Félicitations,Pascal !(パスカルさん、おめでとう) と言ったら、嬉しそうに Merci beaucoup! (ありがとう)と返してくれました。
この瞬間がいちばん嬉しかったかな?
審判っていいもんだな、と思いました。

最後に、金華クラブと友愛クラブの練習仲間と記念撮影して本日の業務は終了です。

ねんりんピック再始動のイベント

コロナのために延期となった岐阜ねんりんピック
本来ならば今日(10月31日)が開会式でした。
オリンピックと同様に1年延期となってすっかり下がったテンションを再始動させようというイベントが岐阜メモリアルセンターで開催されました。

私は岐阜県ペタンク連盟のお手伝いで、ペタンク体験コーナーのスタッフを務めました。

それにしても素晴らしい秋の青空。
今日が開会式だったらよかったのに、と思わずにいられません。

ペタンク体験コーナーは、スタンプラリーのお陰もあって、大盛況。
押し寄せる親子連れに、ゲームの説明をしたり、対戦したり、
久しぶりに目いっぱい働いた1日でした。

秋のペタンク夫婦交流(?)会

本日は秋晴れの下、春日井の高御堂公園で”ペタンク夫婦交流会”が開催されました。いつも練習している仲間内のイベントですが、今回は夫婦単位で参加して、お昼も一緒に食べながら、ピクニック気分で楽しくペタンクしようという主催者のF野氏の発案でした。

参加したのはよく知った夫婦5組だけですが、ペタンクしたりお弁当を食べたりして大いに盛り上がりました。

当初、夫婦交流大会と聞いて、不埒な私は何か濃厚なイベントを期待していましたが、確かにペタンクに関しては参加した10人のうち半数以上が全日本ランキングプレイヤーで、実にハイレベルで濃厚なゲームが体験できました。

梅雨明けて久々の交流戦

長い梅雨がようやく明けて、コロナの心配をしつつ、久々のペタンクです。
ラミカル日野クラブの面々が、金華クラブの本拠地を訪れ、和気あいあいと交流戦を楽しみました。
岐阜市の長良川沿いにある花木広場は新しいトイレも完成し、快適な練習場になっていました。

朝から強い日差しがありましたが、木陰を利用して涼しくプレー。
勝敗はともかく、終わって記念撮影。それから鵜飼船の港近くの茶店でお茶とお菓子で盛り上がりました。

お勧めの一戦(精神力編)Mouna Beji 最高!

この投稿で紹介した試合はいずれも好評で、参考になるからまたアップしてください、という声が寄せられています。

そこで今回は、少し視点を変えて、ペタンクにおける技術や戦術に加え”精神力“の重要性を印象付ける一戦を紹介したいと思います。

2018年のフランスミックスダブルス選手権の決勝。

まず驚くのは、Stéphan Dathというコルシカ出身のTireur。
第1メーヌからマシンガンのようにカローを連発します。

こんなすごい選手がいたとは知りませんでした。

お世辞にもかっこいい選手ではありませんが、その後のメーヌでもカローを連発。相手チームは顔色なしです。

そして、その相手チームのTireurがTyson Molinas。
いわずと知れた、Rocherと並ぶ当代きっての名Tireurです。(男前ですしね!)そのMolinasもDath にビビり、顔面蒼白、ティールも弱弱しくなり当たりません。

そんな中、この試合で最も印象深いのが、MolinasのパートナーのMouna Bejiでした。

彼女は、ビビるMolinasを叱咤激励し、自らも素晴らしいポワンテでDath の猛攻に応えます。そして、何と試合の後半ではMolinasに代わって自らもティールします。
Bejiはチュニジア出身の貫禄のある女性選手。派手さはありませんが、これほど頼れる存在であったとは。
私も惚れ直してしまいました。

試合の結果はともかく、どんな状況でも最後まで希望を捨てず、敢然と戦う選手の気高さに感動させられた一戦でした。