いよいよ今日からstages(ペタンク講習会)が始まる。
フランスには3ヶ月滞在するから、月1回のstagesには3回参加する予定だ。stagesは毎月同じ内容が繰り返されるのではなく、少しづつ内容が変わるらしい。もちろん去年参加したときからも大きく内容が異なっているという。
8時半から朝食だというので時間通り中庭の食堂に行ったら何と全員揃って朝食が始まろうとしていた。3人のインストラクターも難しい顔で打ち合わせ中だ。緊張感が去年と違う。そして何と、30分の朝食の後、9時からstagesが始まったのだ。
去年は時間通りに行っても誰も居ず、30分遅れで朝食が始まり、stagesは1時間遅れでようやく10時に始まったというのに。フランス人はいつからこんなに几帳面になったのだろう?
stagesの最初は、準備運動もなく、いきなりポワンテとティールのテストとビデオ撮影から始まった。多分最終日に同じテストをしてどれくらい上達したかを診断するんだろう。システマティックになったもんだ。
それから2時間は、座学でペタンク概論。
もちろんフランス語で講義するから何を話しているかほとんどわからない。
端に座っていたので、講師のジョルジュGeorgeが私を指して何か言ったが、分からないのでキョトンとしていたら、パスされて隣の男性が立ち上がり自己紹介を始めた。
”なんだ、自己紹介をしろと指名されたのか”、情けないことにそんな簡単なフランス語も聞き取れないのだ。恥ずかしい。
それから順に自己紹介が続いたが、私を除く全員が終わった後、私は名誉挽回に挙手し、改めて自己紹介の許可を求めた。
”先程はフランス語が聞き取れず失礼しました。私は日本から本場のペタンクを学びに来ました。等々…”
精一杯のフランス語で挨拶したら、最後に大きな拍手が起こった。
立派な挨拶だったのか?或いは同情されたのか?
午後はアトリエで様々な器具を使った基礎練習。
不安定なボードの上でバランスを取りながら投球したり、指定された距離を目を閉じて歩く練習、双方のチームが目を閉じて投球するゲーム、等々。
いずれも体のバランスと距離及び投球のイメージを結合させるトレーニングだ。
(注)アトリエの写真撮影は禁止されているので写真でお見せできないのが残念です。
説明のフランス語はよく分からないが、去年のトレーニングとよく似た内容もあり、すぐ把握できた。
インストラクターの個人指導の時間になると昨日話したチェコ人のピエールPierreが私のところにやってきて指導してくれた。
ありがたいことに、彼の話すフランス語は私にも聞き取りやすく、それ以上に非常に論理的に簡潔にまとめて話してくれるのでよく理解できた。
彼は英語も話すから、将来日本から講習を受ける人が来ても、彼に分かりやすい英語で指導してもらえば問題ないだろう。日本人にはありがたい存在だと思う。
午後6時に講習が終わり、8時の夕食まで時間があったので、中庭でみんなとゲームをした。
ペタンク好きが集まっているので、ゲームをするとすぐに仲良くなる。
7−0でリードしていたのが逆転されて7−12。
しかし最後に踏ん張って13ー12で再逆転勝ち。
中庭に歓声が響きチームの仲間は抱き合って喜んだ。
まあ、たかが練習試合ですけどね。
いよいよ始まりましたね。時間通りに進行していて何よりです。ちょっとストレス減りますねー^_^