昨日無事日本に帰国し、のんびりしながら今回のフランス滞在を振り返っている。
その時々にブログに書き綴ってきたが、いくつか書き忘れたこともある。書くほどの重要性がなかったとも言えるし、書くだけの材料が揃わなかったものもある。
そんな中で、一つ書いておきたいのがジタンgitanとペタンクのことだ。
ジタンgitanとはジプシーのことだ。
フランスで列車の窓から外を見ていると、キャンピングカーの集落を見つけることが多い。
最初はバカンスの人たちだと思っていたが、彼らはフランス国内を移動して生活している人々、いわゆるジタンgitanだと知った。
クーロンのクラブでペタンクをしていると、公園の端で数人の髭面の男たちが上半身裸姿で酒を飲みながらペタンクしているのを見かけたことがあった。
クラブの仲間に彼らのことを尋ねると、
彼奴等はよそ者だ。Ils sont à part.
と返事が来た。
写真を撮ろうとしたら、止めるように言われた。
日曜日ともなると彼らは大挙して公園に現れ、上半身裸姿で大声を発しながらペタンクに興じている。
周りの一般の人々とは交わろうとしない。
お互い避けているとも言える。
私が彼らについて知ることはこの程度だが、フランス国内に存在する異文化グループと言えるだろう。
決して良い目で見られてはいない感じだった。
そんな彼らは、子供の頃から実によくペタンクをするらしい。
ペタンクは金がかからずどこでも手軽にできるゲームだからだが、もう一つペタンクは”賭け”の対象になりやすいこともあるだろう。
私の知人がフランスのリゾートを訪れた時、ビーチで酒を飲みながら血走った目で賭けペタンクに興じるジタンgitan達がいたという話をしてくれたことがあった。
彼らは凶暴なほど上手いよ!と彼は言ったものだ。
彼らに近づく機会はついぞなかった。
想像も交えてこんなことを書くのは不謹慎かもしれない。
しかし、一度この光景を目にしてから、ペタンクのことを考える時は必ず彼らの姿が目に浮かんでしまうのだ。
なんだか深かくて、怖い気分になり考えさせられる話です。
千景さんコメントありがとうございます。
日本に帰ったのでブログから直接返信できるようになりました。
フランス滞在中は熱心にブログを見て頂きありがとうございました。もしお会いできる日があれば、千景さんがフランスへ行かれる時に参考となる情報が提供できればと思います。
ところで、 ジタンgitanについては私もよくわからないことが多く、人から聞いた話や推測も交えてブログを書きました。あまり誤解をなさらないように注意してくださいね。
ただ、ペタンクとジタンの関係や、賭けペタンクについては滞在先の人から触れてほしくないと注意があり、滞在中はブログに書けませんでした。
いわばペタンクの”影の部分”かもしれませんね。
そもそも、ヨーロッパではジプシーは泥棒と思われていて、嫌われ者とポルトガル人に聞いた事があります。
竹内さん、コメントありがとうございます。
フランス滞在中もよくコメントを頂き感謝です。
これだけ私のペタンクブログを読めば一度ペタンクをやってみたくなりませんか?
石川県でもペタンク大会がありますから、いつか一緒に出場しましょう!
無事の帰国よかったですね
まずは体調を整え日本の空気をいっぱい吸って 日本人に戻ってください
そして フランスのペタンク事情を 我々庶民にも少しづつ 伝えてください すごく楽しみです
古木翁、コメントありがとうございます。
フランス滞在中は何度も電話の相談に乗って頂き感謝しています。
翁と姐さんにはいち早く今般の遣欧ペタンク使節の現地調査報告をせねばと思っています。
体調が整い次第連絡させていただきますのでしばらくお待ち下さい。