ペタンク大会三連チャン(後編)

三連チャンの最終日19日はまたまたクーロンCourlonの大会に出場。今回は17日のシニア大会と違い一般の大会だから当然レベルも高い。
会場では代表のアントニーAnthonyが受付をして、他のメンバーも大会運営に忙しそうだ。

料理を担当するパスカルPascal(左)とクリスチャンChristian(右)

私のパートナーをしてくれたのはCIEPの隣で不動産会社を営むギーGuy
Raluyさんの古くからのペタンク仲間らしい。
若い頃はバドミントンや柔道の選手で、海軍の特殊部隊を経て現在は不動産会社経営。
堂々たる体躯の大男で”お前のボディガードだ”とRaluyさんに紹介された。

さて試合が始まると、私は前日までの疲れが溜まっていたのか、全然調子が出ない。
ギーGuyが呆れた顔で、
”お前、何やってるんだ?Qu’est ce que c’est que ça?”
と言ってくる。

焦って3球とも失投した時は、
”お前、俺一人に試合させるなよNe me laisse pas seul”
と、またも呆れ顔で言われた。

あっさり2試合負けてギーGuyの車で帰る時、彼が笑顔で”今日は楽しかったな!”と言ってきた。

”でも、結構苛立ってたみたいだけど” と私が言うと。

“お前、クロード(Raluyさんのこと)のところにいるのに、フランス人の冗談も分からないのか?” とギーGuy。

”俺もクロードも試合に勝つときも負けるときもお互い冗談を言っては楽しんで緊張もほぐしてるんだ”

彼はそのまま私を彼の会社に連れて行ってくれて(といっても彼の会社はCIEPの隣だが)、応接で1時間以上も彼の人生について語ってくれた。
家が貧しかったこと、軍隊時代は皆に尊敬されたけど除隊したら相手にされなくなったこと、奥さんと苦労して会社を起こしたこと等々…

”だけど、いちばん大切なのは幸せな人間関係を持つこと、人生を楽しむことだと俺は思うね”

”ペタンクも一緒だよ。いい仲間が出来て楽しくペタンクが出来ることが大切だよ。楽しくなければ上達もしないからね。”

そして、最後に笑いながらこうも言ってくれた。
”ペタンクを楽しむにはフランス人の冗談も理解してくれよ!”

”そうですね色々勉強になりました。”
と言って別れ際に彼の歳を聞いたら私より10歳も年下だった。
これもフランス人の冗談か?

どこまでが冗談かよく分からないままギーGuyと記念撮影した。

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